「サルは頭が良いから何をやってもダメ」
「行政がもっと捕獲を」
「もっと抜本的な対策を(全部捕ってくれ)」
サル対策が問題となっている自治体の担当者なら、だれでも耳にしたことがあるこのセリフ。
「地域主体の対策」を進めようと思っても、要望の割に住民の方は何もしてくれずに悶々と悩んでいませんか?
仕方がないから、頑張って「捕獲」をしても被害が減らずに困っていませんか?
被害が減らないから、「もっと捕獲を」という声が議会であがっていませんか?
真剣に地域と向き合う担当者ほど、苦しい思いをしてしまいがちなのが「サル対策」。
住民が望むままに、ただ機械的に「捕獲」をすれば楽になれるのかもしれません。
実際、そうしている地域も少なくありません。
でも、そのような捕獲を続けて被害が減少している地域はほとんどありません。
さらに、行政まかせの対策は、してもらって「当たり前」。
捕獲でその場の感情は収まったとしても、人口減少・高齢化が進行していく地域の未来につながる対策にはなりません。
そのため、それを知る熱意ある担当者は「地域主体の対策」を進めようと奮闘しています。
いわゆる「獣害対策の教科書」では、被害を出す野生動物の生態や行動、地域が主体となってやるべきことが網羅されているかもしれません。
知れば知るほど、やるべきことはたくさんあることが分かってきます。
でも、それをそのまま伝えても、多くの地域は動き出しません。
ただでさえ人口が減少し、高齢化が進む地域に対して、
サル対策は行政が行うものだと思っている地域に対して、
住民自ら対策に取り組む意欲を引き出すには、確実な「手法」と地域の実情に応じた「戦略」
が必要であり、そのためには「行政の役割」が非常に重要となります。
その中ではもちろん、個体数管理(捕獲)をどのように位置づけ、実践していくのかということも重要なテーマであり、その成果を地域に還元していかなければなりません。
幸いにも、これまでの研究蓄積や各地での試行的な実践により、
こうした「地域主体の対策」を効果的に進めるためにのノウハウが整理されてきています。
そこでサルカンでは、効率的なサル対策の推進に向けて、地域の課題を整理し実効性のある計画を立案するための、座学と現場実習とワークショップを組み合わせた「集中セミナー」を開催します。
行政職員の方々のみを対象とし、2泊3日でサル対策を効果的に進めるための知識や技術を習得できるような内容となっています。
さらに集中セミナーを通して、参加者が自らの地域のサル対策の3年計画を策定し、実行プランを立てられるよう、サポートさせていただきます。
ぜひご参加くださいますよう講師一同、心よりお待ちしております。