座学+実習で学ぶ! 
一般社団法人ニホンザル管理協会2022年度集中セミナー

「3日でマスター!サル対策を効果的に進めるために行政担当者が身につけるべき知識・技術・説明力」

2022年9月28日(水)~ 30日(金)
会場:丹波篠山市民センター および
   神戸大学篠山フィールドステーション
参加費
66,000円
(税込)

サル対策、こんなお悩みありませんか?
こんなふうに思っていませんか?

  • サルは頭が良いから何をやってもダメ・・・
  • どうしたら住民自ら対策に取り組んでもらえるのか・・・
  • 柵ではうまく防げない
  • うまく捕獲もできない
  • 個体数を減らすしか方法がない
  • 捕獲しても被害が減らない…
  • 対策が行政任せ・・・住民は何もしてくれない
  • 議会対応が大変
  • 柵ではうまく防げない

そのお悩み、サルカンが解決に向けてサポートします!

「サルは頭が良いから何をやってもダメ」
「行政がもっと捕獲を」
「もっと抜本的な対策を(全部捕ってくれ)」

サル対策が問題となっている自治体の担当者なら、だれでも耳にしたことがあるこのセリフ。
「地域主体の対策」を進めようと思っても、要望の割に住民の方は何もしてくれずに悶々と悩んでいませんか?

仕方がないから、頑張って「捕獲」をしても被害が減らずに困っていませんか?
被害が減らないから、「もっと捕獲を」という声が議会であがっていませんか?

真剣に地域と向き合う担当者ほど、苦しい思いをしてしまいがちなのが「サル対策」。
住民が望むままに、ただ機械的に「捕獲」をすれば楽になれるのかもしれません。
実際、そうしている地域も少なくありません。
でも、そのような捕獲を続けて被害が減少している地域はほとんどありません。


さらに、行政まかせの対策は、してもらって「当たり前」。
捕獲でその場の感情は収まったとしても、人口減少・高齢化が進行していく地域の未来につながる対策にはなりません。
そのため、それを知る熱意ある担当者は「地域主体の対策」を進めようと奮闘しています。

いわゆる「獣害対策の教科書」では、被害を出す野生動物の生態や行動、地域が主体となってやるべきことが網羅されているかもしれません。
知れば知るほど、やるべきことはたくさんあることが分かってきます。
でも、それをそのまま伝えても、多くの地域は動き出しません。

ただでさえ人口が減少し、高齢化が進む地域に対して、
サル対策は行政が行うものだと思っている地域に対して、
住民自ら対策に取り組む意欲を引き出すには、確実な「手法」と地域の実情に応じた「戦略」
が必要であり、そのためには「行政の役割」が非常に重要となります。

その中ではもちろん、個体数管理(捕獲)をどのように位置づけ、実践していくのかということも重要なテーマであり、その成果を地域に還元していかなければなりません。
幸いにも、これまでの研究蓄積や各地での試行的な実践により、
こうした「地域主体の対策」を効果的に進めるためにのノウハウが整理されてきています。

そこでサルカンでは、効率的なサル対策の推進に向けて、地域の課題を整理し実効性のある計画を立案するための、座学と現場実習とワークショップを組み合わせた「集中セミナー」を開催します

行政職員の方々のみを対象とし、2泊3日でサル対策を効果的に進めるための知識や技術を習得できるような内容となっています。
さらに集中セミナーを通して、参加者が自らの地域のサル対策の3年計画を策定し、実行プランを立てられるよう、サポートさせていただきます。
ぜひご参加くださいますよう講師一同、心よりお待ちしております。

3日間の集中セミナーで、ご自分の地域の
サル対策(個体数管理・住民主体の対策普及)の
3カ年計画の策定と実行プランをお持ち帰りいただきます!

こんな方が対象です

  • サル対策に取り組む行政担当者
  • 被害軽減に直結する効果的な捕獲方法や対策方法を知りたい方
  • 最新のサル管理・対策についての知識を勉強したい方
  • サル対策について相談できる相手がいない方
  • 地域のために本気で被害を軽減したい方
  • ご自分の地域のサル対策を効果的かつ計画的に対策を進めていきたい方
  • 地域のために本気で被害を軽減したい方

開催概要

座学+実習で学ぶ! サルカン2022年度集中セミナー
「3日でマスター!サル対策を効果的に進めるために行政担当者が身につけるべき知識・技術・説明力」

日時:2022年9月28日(水)~ 30日(金)
    9/28 13:00〜17:00 
    9/29 9:00〜18:00
    9/30 9:00〜15:00
  ※詳細は下記の「タイムテーブル」参照

会場:<9/28> 丹波篠山市民センター 催事場2
   <9/29・30> 神戸大学篠山フィールドステーション
            および市内現場
  ※会場の詳細については下記の「会場詳細」参照
  ※JR篠山口駅⇔会場間の送迎も可能です。

宿泊:丹波ささやまホロンピアホテル(事務局でまとめて予約します)
  ※宿泊費は別途お支払いください。
   
定員:10名様限定・先着順(定員になり次第締め切ります)
  ※学生の参加は3名までとさせていただきます。
  (感染症予防に配慮し、少人数で実施いたします)

参加費:66,000円(税込)/人
  ※請求書払い対応可
   交付金対象(詳しくは各都府県窓口にお問い合わせください)
  ※学生参加の場合、3名までは参加費は無料です。

主催:一般社団法人ニホンザル管理協会

後援:環境省近畿地方環境事務所


お問い合わせ:sarukan2019@gmail.com

タイムテーブル

会場:丹波篠山市民センター 催事場2
【1日目】9月28日(水)

13:00
オープニング
3日間のスケジュールや各プログラムのねらい、3日後に持ち帰っていただく成果について説明いたします。
13:20
参加者の地域の被害・対策状況の共有
各参加者の自己紹介に加えて、自分の地域のサル被害や対策の状況、抱えている悩みを紹介していただき、全体で共有します。
14:20
「専門家に聞く!1からはじめるサル個体数管理」~もし自分が対策ゼロの市町村担当者だったら何から始める?~
ニホンザルの個体数管理の最新の方法論と成果について、講師が解説します。その上で、講師がもし対策ゼロの市町村担当者だったら何から始めて、どう展開していくのか、そのプランやアイデアについてご紹介します。
15:20
グループコンサルティング「個体数管理3年計画の立案」
個体数管理の方法論や進め方を理解した上で、自分の地域の現状分析を行い、今後3年間の実行計画を立案します。豊富な経験を持つ講師陣が計画策定をサポートします。
17:00
終了
14:20
「専門家に聞く!1からはじめるサル個体数管理」~もし自分が対策ゼロの市町村担当者だったら何から始める?~
ニホンザルの個体数管理の最新の方法論と成果について、講師が解説します。その上で、講師がもし対策ゼロの市町村担当者だったら何から始めて、どう展開していくのか、そのプランやアイデアについてご紹介します。

会場:神戸大学篠山フィールドステーション
【2日目】9月29日(木)            【3日目】9月30日(金)

9:00
「専門家に聞く!1からはじめる住民主体のサル対策の普及」~もし自分が対策ゼロの市町村担当者だったら何から始める?~
地域主体のサル被害対策の技術と普及の方法論について、講師から解説があります。その上で、講師がもし対策ゼロの市町村担当者だったら何から始めて、どう展開していくか、そのプランやアイデアについて紹介します。
10:00
グループコンサルティング
「対策普及3年計画の立案」
住民主体のサル対策の方法論や進め方を理解した上で、自分の地域の現状分析を行い、今後3年間の実行計画を立案します。豊富な経験を持つ講師陣が計画策定をサポートします。
12:00
昼食
13:00
フィールド実習
テレメを用いたサル調査体験、効果抜群のサル用電気柵「おじろ用心棒」、ICT大型捕獲檻など、サル対策先進地丹波篠山市の現場でフィールド実習を行います。
18:00
終了
12:00
昼食
9:00
ロールプレイ
「様々な場面での説明力を身に付ける」
1日目・2日目に策定した3ヵ年計画に従い、住民説明・議会答弁・予算要求など、さまざまな場面を想定したロールプレイを実施して、説明・説得のために必要な情報や根拠資料について考え、説明力を鍛えます。
12:00
昼食
13:00
最終プレゼン
集中セミナーを通じて、各参加者が策定した個体数管理・被害対策の普及についての3ヵ年計画を、どのような予算獲得、実行体制のもとに推進していくのか、そのプランについて最終プレゼンを行い、全体共有をします。
14:30
クロージング
参加者および各講師によるふりかえりを行い、今後のサポート体制について説明します。
15:00
閉会・解散
13:00
最終プレゼン
集中セミナーを通じて、各参加者が策定した個体数管理・被害対策の普及についての3ヵ年計画を、どのような予算獲得、実行体制のもとに推進していくのか、そのプランについて最終プレゼンを行い、全体共有をします。

講師紹介

山端 直人 Naoto YAMABATA
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 教授
前職の三重県農業研究所研究員のころから三重県伊賀市でのサル群管理と地域主体の被害対策に関わり、伊賀市では全域でサル被害を大幅に削減することに成功した。獣害を解決可能な地域の仕組みは地域社会の種々の課題解決につながると考え、被害を軽減できる地域の体制や、それを支える地域政策の在り方を研究する。
森光 由樹 Yoshiki MORIMITSU
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 准教授
獣医師の立場からニホンザルをはじめ、野生動物の保全や管理に必要な研究や技術開発を行っている。ニホンザルは発信機を装着して加害群の特定をすることで、効果的な個体数調整や位置情報の発信が可能となる。麻酔を用いた不動化はそのための重要な技術であり、国内外で2000頭を超える霊長類の生体捕獲経験を基に最新の技術を現場に提供する。
鈴木 克哉 Katsuya SUZUKI
NPO法人里地里山問題研究所(さともん)代表理事
前職の兵庫県立大学/兵庫県森林動物研究センターでは、行政機関と連携して効果的なニホンザル被害管理手法を開発し住民支援体制を整備する。2015年に兵庫県丹波篠山市でさともんを設立し、確実な手法で「害」を軽減するとともに地域を活性化していく新しい「獣がい」対策の普及を進めている。人材不足の自治体を民間団体として支援していく。
清野 紘典 Hironori SEINO
株式会社野生動物保護管理事務所 取締役
多くの現場経験から“今、求められる技術は何か”を探求し、確実かつ効率的に成果をあげることをモットーに、ニホンザル個体数管理の手法開発やモニタリングをベースとした効果的な捕獲手法を実践。府県や市町村におけるサル対策の計画立案から現場実務まで総合的にサポートする。
清野 未恵子 Mieko KIYONO
神戸大学人間発達環境学研究科 准教授
農山村地域における人と野生動物との共存に関する研究を軸としながら、持続的な自然共生社会の構築やそうした社会を担う人材育成に関する研究を展開。ニホンザルの行動・生態に関する豊富な知見をベースに、地域活性化を見据えた幅広い視野で、問題解決やアイデア創発を促進するワークショップを数多く手がけている。
森光 由樹 Yoshiki MORIMITSU
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 准教授
獣医師の立場からニホンザルをはじめ、野生動物の保全や管理に必要な研究や技術開発を行っている。ニホンザルは発信機を装着して加害群の特定をすることで、効果的な個体数調整や位置情報の発信が可能となる。麻酔を用いた不動化はそのための重要な技術であり、国内外で2000頭を超える霊長類の生体捕獲経験を基に最新の技術を現場に提供する。

会場詳細

【1日目】9月28日(水)
   丹波篠山市民センター 催事場2

  • 所在地
    兵庫県丹波篠山市黒岡191
  • アクセス
    【鉄道・バス】
    JR福知山線「篠山口駅」から、神姫グリーンバス篠山営業所行
    「二階町」バス停下車 徒歩5分
    ※ご希望の方には、JR篠山口駅⇔会場間の送迎も可能です。

    【自動車】
    舞鶴若狭自動車道「丹南篠山口IC」より東へ約15分
  • ホームページ
  • アクセス
    【鉄道・バス】
    JR福知山線「篠山口駅」から、神姫グリーンバス篠山営業所行
    「二階町」バス停下車 徒歩5分
    ※ご希望の方には、JR篠山口駅⇔会場間の送迎も可能です。

    【自動車】
    舞鶴若狭自動車道「丹南篠山口IC」より東へ約15分

【2・3日目】9月29日(木)・30日(金)
   神戸大学篠山フィールドステーション

  • 所在地
    兵庫県丹波篠山市東新町4-5
  • アクセス
    【鉄道・バス】
    JR福知山線「篠山口駅」から、神姫グリーンバス篠山営業所行
    「春日神社前」バス停下車 徒歩5分
    ※ご希望の方には、JR篠山口駅⇔会場間の送迎も可能です。

    【自動車】
    舞鶴若狭自動車道 「丹南篠山口IC」より東へ約15分
  • アクセス
    【鉄道・バス】
    JR福知山線「篠山口駅」から、神姫グリーンバス篠山営業所行
    「春日神社前」バス停下車 徒歩5分
    ※ご希望の方には、JR篠山口駅⇔会場間の送迎も可能です。

    【自動車】
    舞鶴若狭自動車道 「丹南篠山口IC」より東へ約15分

私たちの思い

群れを作り、学習能力や運動能力が高くて対応が困難なニホンザル。被害を確実に減少させるためには、目的・根拠を明確にした「捕獲」と住民主体の被害対策の推進との両立が不可欠です。

これまでの研究や実践の蓄積により、サルの被害を効果的に軽減するための手法や方法論は整理されています。そして、こうした対策を実行するために市町村が果たすべき役割は高まっています。一方、多くの市町村には専門的な知識をもった人材が少なく、対応に苦慮されています。

私たち一般社団法人ニホンザル管理協会では、これまで蓄積されたサル対策の知見を整理し、行政担当者を対象とした研修事業を通じて、市町村や都府県が行うべきサル管理の方法や住民への支援の在り方をわかりやすく発信していきます。人材や予算が限られた状況の中でも、自立的にニホンザルの管理および対策に取り組み、被害を効果的に軽減できる自治体を増やしていくことで、全国のニホンザル被害の解決をサポートしていきます。

過去の集中セミナー参加者の声


サルの生態や行動などの専門知識や臨機応変な対策について学ぶことが出来ました。そのため、今後は自分の町のサルの加害レベルを判定し、それに基づいた対策をしていきたいと考えています。

セミナーではプログラムだけではなく、講師の方々の被害状況の聞き出し方やまとめ方等多くのことを学ぶことができました。
今後は被害対策を行う側として、今回学んだことを正しい知識として普及出来ればと思っています。

今まで人間に被害を及ぼす動物を殺してしまうことについて少なからず違和感があった。しかし、今回のセミナーを通して、なぜ駆除する必要があるのかや、全頭捕獲の基準などを学ぶことができ、新たな考えを吸収できた。
また、サルに発信器をつけて群れがどこにいるのかを把握し、追い払いを行ったり、メールで群れの位置を知らせるということは、とても画期的であると思った。今後、獣害対策に携わることがあれば試してみたい。

ロールプレイは今まで行ったことのない手法だったので印象に残っています。 発表者側では、質問への対応や説明資料の足りない部分がわかりやすく、コメント側では、さまざまな立場で質問を考えるので内容への理解が深まるため、今後、合意形成を行う前にやってみたいと思いました。

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